製麺を軸にラーメン食材一式の卸、ラーメン店の開業・運営支援までを行うラーメンのプロ集団

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らーめん食べ歩き隊が行く

鳥居代表の マレーシア・インドネシア視察報告

大成食品(株)鳥居代表の海外視察報告をお届けします。
※写真は視察に参加してくださった小麦粉卸の(株)久我 久我様撮影のものをご提供いただきました。

マレーシア、インドネシアの製麺所と外食事情を視察!
山内「毎年恒例の海外視察。今回はどちらに?(^^)」

鳥居「マレーシアの首都クアラルンプールとインドネシアの首都ジャカルタに行ってきたよ。
現地の製麺所、ラーメン店などを視察してきた(^^)b
4月13日夜出発18日朝帰国の4泊6日だけど…
強風で成田出発が3時間以上も遅れてね…。
マレーシアでの視察はかなり駆け足になってしまった…(^^;ゞ」

☆外務省サイトより:マレーシアについて
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/
マレー半島南部とボルネオ島北部に位置する。人口は2860万人で、マレー系約67%、中国系約25%、インド系が約7%という多民族国家。イスラム教徒が全体の6割を占める。
aseanの一員で近年の経済成長は目覚ましく、シンガポールと共に『東南アジアの優等生』と呼ばれる。首都はクアラルンプールで人口約163万人。

☆外務省サイトより:インドネシア共和国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/index.html
約1万8000の島々からなる国で人口約2億4000万人。国民の8割以上がイスラム教徒。首都ジャカルタは東南アジア屈指の商業都市で人口は約950万人。

鳥居代表が主宰する「東京のれん会」が企画した今回の視察旅行。
製麺会社の経営者の方々、写真を撮影してくださった小麦粉卸の(株)久我の久我代表、らーめんチェーン店オーナーなど、大成食品(株)のお取引先の方々が参加していた。

鳥居「大成食品(株)からは福井商品開発マネージャーが、鳥居式らーめん塾の卒業生では、1期生の中村さんが参加してくれたんだ。
鳥居式らーめん塾の和だし講義や味創り実習でお世話になっている長谷川さん@福島鰹(株)東京営業所長も、クアラルンプールで合流してくれたよ(^^)」

☆鳥居式らーめん塾1期生中村さんの「中華そば 中村屋」公式サイト
http://www.raumen-club.com/

☆世界に向かってだし文化を発信中!(^^)v 福島鰹(株)公式サイト
http://www.fukusima-k.co.jp/
クアラルンプールの製麺工場へ!
マレーシアの首都・クアラルンプールでは現地の製麺工場を2カ所回ったとか。

鳥居「まず視察したのは桃太郎食品さん。クアラルンプール郊外の工業団地内に社屋、工場があった。
25年前に、現会長の小山さんが大手スーパーの出店にともなって始めたそうだ。現地での日系製麺所の先駆けだね。
近年の東南アジアでの日本食ブーム、日式ラーメン人気を受けて、日本の製麺業者の進出も増えているけど…四半世紀も前から今日まで操業しつづけている製麺所はこちらだけ。
工場内の設備、機械類は日本製のものを入れていたし、衛生管理も万全。
『あれ、ここは日本?(@@)』
と思うほど、日本国内の一般的な製麺工場に近かった」

山内「どんな麺が製造されていましたか?」

鳥居「うどん、そば、ラーメン、餃子や焼売の皮…それも生だけでなく、冷凍やチルド状態の麺も製造していた。国内はもちろん東南アジア諸国、さらにヨーロッパ、アメリカにも輸出しているそうだ(^^)」

鳥居「続いて桃太郎食品さんのご紹介で、ローカルの製麺所へ。
経営者は、現地在住の中国系の方だった。
製造している麺は揚げ麺が中心。しかも、麺を切る切り刃が1種類しかないようだった。
多種多様な製品を製造していた桃太郎食品さんの工場とは対照的だ。
麺をほぐし、1食分ずつ丸い型につめる作業と、出来上がった麺を袋詰めする作業以外はすべて機械で行われていた。
こちらの製品も、国内だけでなく海外にも多く輸出されているそうだ」

山内「材料は小麦粉? それともビーフンやフォーみたいな米の麺でしょうか?(@@)b」
鳥居「いや。こちらの工場では小麦粉の麺だけだったよ(^^)」

巨大ショッピングセンターで麺料理に舌鼓(^Q^)…
鳥居「工場見学のあとは現地のショッピングセンターへ。
レストラン街のフロアには、日本食レストラン、日式らーめんの店がずらりと並んでいたよ」


日式らーめんの店は、豚骨でチャーシュー入りのらーめんを出していたよ」

山内「マレーシアもイスラム教徒の方が多いんでしたよね。
たしか、豚肉および豚を含む一切の食材、調味料、添加物等とアルコールがタブーで…豚を一度でも料理した鍋は洗って使うのもダメとか(@@;;」

鳥居「イスラム教徒は国民全体の6割強だけど、宗派によってとか信心深さの違いによっても、禁忌の度合いが違うらしい。
豚骨らーめんは中国系の人、仏教徒やクリスチャンをターゲットにしているんだろう。
一方、同じショッピングセンターにあるフードコートはレストラン街とは違い、ローカルフードのお店が中心だった。
メニューは麺類、ごはん、あげもの…一通り揃っていたね。
席数は400~500席はありそうな規模。お客様は、現地の方ばかりだった。


フードコートで売られていた麺料理は、小麦粉を使った細麺、汁ありのものが中心のようだった。1杯あたり、日本円で300~200円くらい。
私たちが買ったのは、ひとつはカレー風の細い麺。もう一つはきのこ入りスープに平打麺が入ったもの。分量は日本よりやや少なめ、味も薄め。私が普通に食べられるくらいの味だったよ(^^)

店頭にハラル認証のマークがついていた。
フードコートでは原則としてどの店でもハラルフードが提供されていたようだね(^^)b」

山内「ハラルフード?(@@)」

鳥居「ハラルとは許された、という意味でね…穀物、野菜、魚介類のほか、イスラム教の教えにのっとって処理された牛、鶏肉等が含まれる。
私たちが食べた麺に入っていたのも鶏だったな」

山内「フードコートのほうがレストランよりメニューの単価が安いし、客層も広いから…どんな信仰をもつ人も安心して口にできるハラルフードだけを提供しているんでしょうね(^^)」

ジャカルタでは、タイチャングループ店舗を視察
マレーシアの次に訪れたのはインドネシアの首都ジャカルタ。

鳥居「インドネシアの首都ジャカルタではタイチャングループのレストランや新業態の店など4軒を回ったよ。
グループ全体では、去年よりもう1軒増えて7軒になっていた。あいかわらずの繁盛ぶりだね(^^)p」

ジャカルタの繁盛店・タイチャングループ。
その原点は今から31年前に大成食品(株)が出店したタイチャンラーメンだ。
開店3年後には、店を切り盛りしていた元社員・伊藤さん夫妻にゆだねられた。
伊藤さんファミリーは、ターゲットを現地駐在の日本人だけでなく、ローカルの人々にも拡大。ラーメン主体の日本食レストラン、居酒屋などの業態、店舗数を増やして現在に至っている。   ☆昨年のインドネシア視察レポート
タイチャングループの歴史と現地で成功した理由が明らかに!(^^) 
http://www.tokyo-ramen.co.jp/tabearuki/tokubetu28.html

鳥居「タイチャングループは、イスラム教徒でも安心して食べられるように、豚を一切使わずに現地化させた商品を提供して、30年もの間、繁盛店でありつづけた。
だが、近年、日本の有名ならーめん専門店が続々ジャカルタに進出し、今後ますます競争は激しくなる。現地の人々の舌も肥えていくだろう。今後も繁盛店であり続けるために、タイチャングループのらーめんも進化していかなくては! ということで、らーめんメニューの改善や商品開発の支援に出向いたんだ。
私は製麺について、福井商品開発マネージャーはスープ等の味創りについて、アドバイスさせていただいたよ(^^)」

山内「なるほど、大成食品(株)最強コンビで運営支援をされたわけですね(^^)b」 

鳥居「もうひとつ、別のねらいもあったんだけどね…(^^)b」
 

それは鳥居式らーめん塾1期生・中村さんの開業支援だ。
縁もゆかりもない岐阜県で開業。直営店とフランチャイズ形式でお店を中京地区~関西方面へと展開してきた中村さん。
1年ほど前からインドネシア出店の準備を始めていたという。

鳥居「去年、今回、そして5月にもインドネシアに行くと言っていた。そんな中村さんにぜひ、タイチャングループの様子を見せたくてね…。
タイチャンは政治経済ともに激動してきた現地で30年以上も繁盛店でありつづけた。その理由はイスラム教徒も安心して食べられるメニュー創りにある、と。
出店にあたっては、(禁忌の)豚を使わずに、鶏や牛でとったスープを開発する必要があることは納得してもらえたと思う。

そもそもインドネシアでは100%日本人資本では開業できないんだ。これは、東南アジアではシンガポール以外のほとんどの国にいえることなんだけど、現地の人と資本を必ず入れなくてはならないんだよ。
もし名義だけを借りて開業にこぎつけたとしても…(名義人との利益配分等をめぐって)裁判になったら、外国人にはまず勝ち目がないんだよね…(^^;」

山内「そんなぁ…(@@;」

鳥居「インドネシアをはじめとする東南アジアへの出店を成功させるには、現地で組むパートナーが重要なんだよ。パートナーで8割がた決まるといっていい。
何しろ、血縁地縁をはじめとするコネクションをもっとも重視するところだから。
不動産の契約、営業許可証に日本から迎えるスタッフの労働許可証…あらゆる契約、許認可を得る際には現地のパートナーの存在がものを言う。
なんのコネもない日本人がひとりで闇雲に開業準備にとりくんでも、膨大な時間やお金がかかるばかり…。徒労になる。
そこを狙って、悪意をもって近づいてくる人も、国籍問わずいるから…(^^;;

幸い、ジャカルタで開業するなら、私からタイチャングループの経営陣を紹介できる。彼らは私の30年来の友人のファミリーで信頼できる存在だ。しかも現社長は現地の有力者の一族だし…応援してもらえれば心強いだろう(^^)」

お金では決して買えない人脈創りも、大成食品(株)の開業支援の強みなのだ(^^)b

鳥居「現地では2期生の生田さんがすでに出店している。
1期生の中村さんも、ぜひ成功してほしいね(^^)」

山内「そうですね(^^)」

ジャカルタの麺事情をチェック(^^)b
鳥居「ジャカルタには日本から進出したらーめん店が立ち並ぶ大通りがあるんだけど…専門店の数が去年よりさらに増え、とても賑わっていたよ」

山内「ジャカルタにもらーめん激戦区ができてるんですね(@@)」

鳥居「ハラルフードだけで作った商品を別途用意する店。日本と同じ豚骨メインで勝負する店…
方針は店によって違うようだが、繁盛店とそうでない店との差が昨年よりも際立ってきたようにみえたなぁ(^^)
我々が行った時間帯では、豚骨らーめんの店が一番賑わっていたね」

山内「豚骨…海外ではやはり一番人気がありますよね。
でも、イスラム教徒の方は食べられないのに一番人気って…??(@@;」

鳥居「こちらのお店では、鶏白湯系でイスラム教徒の人も食べられるメニューがちゃんと用意されていたよ。店構え、メニューバランスなど、とてもよく考えられていて、人気があるのもうなずけた。

らーめん店以外で目についたのは、セルフうどんの店かな。
ショッピングセンター内のレストラン街に広々とした店を構えていたが、大変な人気だった(@@;」

山内「うどんは日本食のなかではイスラム教徒の方向けにしやすいメニューですよね。
豚はまったく使わないし、みりんなどのアルコール分を使わないつゆも比較的容易に作れそうだし…(@@)」

鳥居「らーめんとはそこがまず違うよね。
しかも、驚いたのは、セルフうどんという業態なのに、客単価は日本円にして500円以上と日本より高めの価格設定だったこと。
現地のタイチャンレストランの客単価が400円弱だったことを思うと、現地の人にとっても相当高いと感じるはずなのに…飛ぶように売れていた。
現地での価格設定は、なかなか難しいと感じたよ(^^;ゞ」

山内「えーと…現地のタイチャンに行くことは、日本で私たちがおしゃれしてフレンチレストランに行くような感覚に近いんでしたよね。
それより、セルフうどんが高価なんて…もしや、テーブルごとに職人さんが侍ってて、うどんを打ってくれるパフォーマンスがあるとか?(@m@;;」

鳥居「いやいや(^o^)"
多少スタッフは多かったものの、日本でおなじみのスタイルだよ!
天ぷらを目の前であげていたり…うどんをゆでたり水でしめたりしているところを間近で見られるとか。
好きな天ぷらやサイドメニューを選べるなんてことが、現地の人には新鮮なのかな。
おもしろい、わくわくするって感じられるのか?…
このあたりの感覚の違いが、海外出店ならではの難しさであり、おもしろさだよね(^^)

いずれにせよ、ジャカルタでのビジネスは今後ますますおもしろくなりそうだ。
現地で有力なパートナーを獲得できるかどうか…など開業のハードルが高いこと。
現地の宗教に配慮した味創りや食材調達の問題。
先行する競合店が、日本の超有名店、繁盛店揃いであることだとか…
リスクもあるが、ジャカルタ市内の人口とニーズからみれば、日式らーめんの店舗数はまだまだ足りない、といえる。
高齢化が始まっている東南アジア諸国で、インドネシアとフィリピンは若年人口が多いのも魅力だ。

大成食品(株)の海外事業は、今回のような商品開発のサポートや信頼できる人脈創りの支援も含めたコンサル、アドバイザー業務を中心に進めて行くことになるだろう。
今回、マレーシアで桃太郎食品・小山さんとのご縁をいただけた。
今後は香港、ベトナム、タイ、フィリピン等でもこうしたご縁を積極的に創っていきたいね(^^)」
鳥居憲夫 (2013年05月 09日 16:07)  コメント(0)

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