| 甚六亭 池袋店 |
池袋の予備校ストリートに新たな行列店が! 若い女性、カップルも愛用する「甚六亭」の秘密とは?
地図→
map fan web → google map (要active X)
|
|
※この情報は取材当時のものです。メニューや営業時間は変更となっている場合がございますので、あらかじめご了承ください。 |
|  住所:豊島区南池袋2−12−5 第3中野ビル1F 電話・ファクス: 03−5391−0894 アクセス: 池袋駅南口下車 明治通りを新宿方面に向かって歩き、ジュンク堂書店奥の東通りへ入る。2つめの角(まぐろ市場の赤い看板が目印)を左に入ってすぐ。駅から徒歩7分程度。 営業時間: 平日 11:00〜翌朝2:00 日・祭日 11:00〜23:00 年中無休 席数: カウンター24席、テーブル8席 | ☆主なメニュー | ラーメン | 600円 | | こってり | 700円 | | 四 川 | 700円 | | 広東(野菜あんかけ) | 800円 | | 梅じそ油そば | 800円 | | 大盛り(2玉) | +100円 | | トッピング | | チャーシュー、ワンタン | 各200円 | | のり、味付卵、もやし、メンマ、ねぎ、わかめ | 各100円 | | コーン、バター、生卵 | 各50円 | | チャーシューライス | 100円 | | セットメニュー(11:00〜14:00) | | +200円 | | Aセット=ライス、餃子3個 | | Bセット=チャーハン、餃子3個 | | Cセット=おにぎり(鮭)、餃子3個 | | 一杯セット | | 生ビールまたは日本酒とつまみ盛り合わせ | 600円 | |
木枯らし吹きすさぶ池袋の昼下がり。鳥居隊長を先頭に、鈴木、山内からなる食べある記隊は震えながら「甚六亭」へ向かった。池袋西武を出てジュンク堂書店脇の東通りへ。予備校やオフィス、飲食店が並び、すれ違うのはサラリーマン、OL、学生と、50代以上とおぼしき熟年世代。若者の街のようでいて結構年令構成はばらばらのよう。飲食店は安さやボリューム、お得なランチをセールスポイントにするところが多いみたい。
まっかな「まぐろ市場」の看板の角で曲がると、店はすぐに見つかった。 ドアを開けると、女性スタッフの軽やかな「いらっしゃいませ」の声が。牛丼屋さんのようなU字型の細長い木製カウンターが目を引く。白い壁に見覚えのあるの豚のマークを発見! 隊長によれば、「甚六亭」は第1回の探検先「一挑」の店主が長年修業した店。今は「一挑」になっている江古田の店からこの場所に移り、97年夏にオープンしたのだとか。
左手の壁には、「Tokyo Walker」「デジタル現代」などの情報誌の表紙と記事、タレントの峰竜太の写真がずらりと貼られていた。そう、ここ「甚六亭・池袋店」は、すでに雑誌やテレビで何度も取り上げられている有名店なのだった。午後2時をまわっているのに、入れ代わり立ち代わり、お客が訪れる。たいていはひとりで、壁のマガジンラックからマンガ雑誌を抜き出して、ラーメンが供されるのを待っている。珍しいことに、「MORE」などの女性雑誌も数種類。この店には女性ファンもかなり多いことが伺える。 ファーストフードチェーンのような明るくカジュアルなムードただよう清潔な店内。丼やグラスを持ったスタッフたちがカウンター内をきびきびと往復する。U字の口の部分にガラス付きのドアがあり、客席と厨房はきっちり分けられているから、店内にスープを煮込む匂いがたちこめることもない。匂いに敏感な若い女性たちもこんなつくりの店なら安心して入れそうだ。 ガラス越しに清潔な厨房と4人のスタッフの上半身の動きは見てとれるが、調理する手元までは覗けない。カウンターに座って厨房の作業ぶりを眺めるのが好きな私にはこの点だけは、ちょっとものたりなく感じたけれども。 |
インタビューに答えて下さったのは店長の王彪さん、37歳。大成食品のマスコットキャラクター「タイちゃん」にどこか似ている愛嬌のある笑顔が印象的だ。中華の料理人を12年ほど経験したあと、ラーメン好きがこうじて「甚六亭」に入ったそうだ。 駅から少し入ったこの店の付近はラーメン店が多く競争が激しい。それでも日中はサラリーマン、OL、予備校生、夜はカップルや若者グループで混雑するという。 「忙しいね、毎日……」 とは言うものの、王さんの笑顔に疲れは見えない。 |
□10時間煮込んだとんこつスープのラーメンを引き立てる自家製メンマ 四川、広東、油そばなどメニューも豊富!
「作り方は『一挑』さんとおんなじよ」 と渋る王さんに無理にお願いして、「甚六亭」のラーメンの作り方を教えてもらった。 スープはとんこつ。豚のあばら骨を軸に、鶏ガラ、たまねぎ、にんじん、にんにく、しょうがを加え、10時間煮こむ。この1種類のスープに数種類あるたれを組み合わせて味のバリエーションを出すのだという。おすすめのこってりラーメンのたれはしょうゆをベースに特製のスパイス等を加えたもの。 「中身はヒミツ☆」 だそうだ。 さらにたまねぎとにんにくのすりおろしを油で炒めた特製ペーストを入れる点は確かに「一挑」と同じだが、ベースとなるスープの材料は違っていた。「『一挑』さんとおんなじ」と言うけれど、ぴりから味噌味の四川、広東(野菜あんかけ)や梅じその汁そば、油そばなど、こちらのほうがメニューも豊富だ。客層が江古田とは違って幅広いことが関係しているのだろう。セットメニューや日替わりサービスなどもあるし、常連客を飽きさせないツボはきちんと押さえられている。
さて、さきほどのスープに細めで縮れた東京ラーメンの麺を入れる。ゆで時間は1分強。もちろん、好みのゆで加減はリクエストできる。 さらに、3時間かけて作った自家製チャーシュー、のり、ねぎ、味付卵をのせる。トッピングは好みで追加できるが、王さんが特におすすめするのはメンマだそう。 「できあいのメンマをそのまま出す店も多いけど、うちは自家製です。塩づけメンマに1日中水をかけて塩出しし、それを炒めてスープと調味料で2時間ほど煮込んで作ります。100円で15〜16本のせちゃうから、とってもおトク。『一杯セット』のおつまみ盛り合わせにもついてきます。ぜひ一度食べてみて!」 地味だけどラーメンには欠かせない名脇役のメンマ。手間がかかるわりには値段が安いせいか、できあいをそのまま使う店が多いのは事実。貴重な自家製メンマだというのに、それをメニュー等で全然アピールしていないなんてもったいない! 「読者の皆さん、注文のときにメンマを追加するのを忘れないでね!」
□人気メニュー食べ比べは若者の定番「こってり」に 洗練された味わいの「四川」、癖になる「梅じそ油そば」の3種類!
さて、待望の試食。 王さんはおすすめとして「こってり」、「四川」、「梅じそ油そば」の3種類を作って下さった。 |
☆「こってり」の特徴 スープ:とんこつ、鶏がら、たまねぎ、にんじん、にんにく、しょうがを煮込んだスープで、特製しょうゆだれ、特製のたまねぎ&にんにくペーストをとく。 麺:中細で多加水の縮れ麺 具:チャーシュー、のり、自家製味付けメンマ、煮卵半分、青ねぎ、白ごま |  |
山 内 淡褐色のスープはこくがあってまろやか。こってりなんだけど脂っぽさをあまり感じさせない爽やかな後味は、たぶん、特製のたまねぎペーストのせいでしょう。ただ、同じペーストを使っているとはいえ、製法や分量は「一挑」とはかなり違うのでは? たまねぎの生っぽさが突出することなく、非常に落ち着いた印象。インパクトはあまりないかもしれないけれど、円熟というか、安定感、安心感のある味わいのスープはさすが元祖ですね。 チャーシューはしっかりした存在感があっておつまみ向き。メンマはあっさりした味付けで、他店でおなじみの甘ったるいあの味とは確かに違ってました。いくらでも食べられます。 丼は小さめで女性や小食な人にも楽に食べ終えられる絶妙なボリューム。若い胃袋をみたすにはご飯類、セットをぜひ活用して! |
☆「四川」の特徴 スープ:とんこつ、鶏がら、たまねぎ、にんじん、にんにく、しょうがを煮込んだスープで、特製四川たれ(豆板醤、芝麻醤、ねぎその他を含む)をとく。 麺:中細で多加水の縮れ麺 具:チャーシュー、のり、自家製味付けメンマ、煮卵半分、白髪ねぎ、青ねぎ、白ごま |  |
山 内 まっ赤なスープにたっぷりふんわりかかった白髪ねぎ、その上にぱらっと散らした緑と、色合いがとても美しいラーメンです。 スープがまろやかなせいか、見た目ほど辛くはないし、とても洗練された味。四川にはまってる女性ファンも多いのでは? ごま風味がきいているけど、多すぎず、少なすぎずというさじ加減。いくら飲んでものどにざらざらっとごまが残るような違和感はなし☆。ただ、麺はもう少し固い方が好みです。 |
☆「梅じそ油そば」の特徴 スープ:なし。特製梅じそたれのみ 麺:固めにゆでた極太縮れ麺。 具:チャーシュー、自家製味付けメンマ、煮卵半分、白髪ねぎ、わかめ、のり(細切り) |  |
山 内 盛り付けが美しく爽やかで、見た目のボリューム感も○。極太の麺と数々のトッピングを、梅干しの裏ごしとかつお節、青じそなどが入ったたれとよーくからめて食べます。油そばなので、それなりに油が入っているはずですが、梅じその威力は絶大。すっきりした酸味が食欲を刺激し、一気にいけちゃいます。本当においしく麺が食べられる調理法ですね。食べながら、ほのぼのと幸せな気分になりました。感想書いているそばからまた食べたくなる、そんな癖になる味。女性や年輩の方に受けているというのも納得、ですね。 |
 それぞれ特徴があり、お客さまの心をつかむメニューですね。「こってり」は若い人向けで私にはちょっと脂っこかったけれども、好きな人にはたまらないんじゃないかな。さすが「元祖」という感じの完成度です。 四川も非常に美しい盛り付けで洗練されていますね。辛い味が好きな人には好評でしょう。 梅じそ油そばはほかにはあまりないメニューですね。シソを入れるところはあるけれど、こういうのは珍しい。酸っぱくてしその香りが食欲をそそって癖になる。以前の「神田 小松屋」さんのレモンラーメンでも思いましたが、酸味系の味わい、トッピングは女性や年令の高い層に強力にアピールするのかもしれませんね。 ともあれ、これだけのクオリティでこんなにたくさんのメニューを出していくのは本当に大変だと思います。研究熱心なお店だから、今後さらにおいしくなっていきそうですね。
|