| 大成食品 製麺工場 |
「食べある記隊、製麺工場へ行く!」 | メールマガジンでは既におなじみになった「食べある記隊」が大成食品の製麺工場を探検! おいしい麺ができるプロセスをつぶさに観察してきました。 |  | |
| ☆製麺工場ってどんなところ? |
中野駅北口から徒歩10分強の閑静な住宅街の一角に、大成食品株式会社はある。本社と直売店の「楽麦舎」の入った建物の隣が製麺工場だ。 扉をあけたとたん、激しいモーター音が耳に飛び込んできた。工場内はもうもうと立ち篭める白い粉で視界が悪い。麺の打ち粉として使っているコーンスターチのせいだという。 工場内は小学校の教室ふたつ分くらいの広さ。だが、天井は換気用の太い管が走っているし、機械や作業台等がぎっしりだし、スタッフもかれこれ20人くらいはいるようだしで、かなり狭く感じられる。 工場右手には長い作業机がある。白衣に白い頭巾、マスクというユニフォームをまとった数名のスタッフがほぼ等間隔に並んでワンタンかしゅうまいと思しき生地を四角く切りそろえたり、袋詰めにしたりしていた。こちらは皮作りのほうのラインだそうだ。 |
☆材料と工程がシンプルなだけに、 職人の長年の経験と技がものをいう! |
| 「ミキサー」→「複合機」→「切り出し」
工場の一番奥は粉置き場。日清製粉の中華麺用の粉の袋が山のように積み上げられていた。
壁を隔ててミキサーを洗うための広い流しがある。白衣の女性が使い終わったミキサーを黙々と洗い続ける。 |  | ・「ミキサー」で材料を混ぜ合わせる!  巨大ミキサーは一度に700食は作れる |  15分ほど攪拌 |  更に攪拌 | 工場の左手奥へ進むと、巨大な銀色のバケツやたらいのようなものがくっついた機械が見えた。大人の一抱え分くらいは軽くありそうな巨大なバケツ=「ミキサー」は地上1.5mくらいのところにある。この工場には大小4つあるが、大きいほうのミキサーで一度に700食は作れるそうだ。ミキサーの斜め下で直径1mくらいのたらい状のものが待ち受ける。中には撹拌用の歯がついている。4つのミキサーで並行して作業するので、それぞれのミキサーに粉を加えたり、液体を注いだりと、職人さんはみな忙しそうだ。 創業以来80年以上の歴史をもつ大成食品を、長年現場で支えてきたのがこのベテランの職人さんたち。定番麺の生地だけで数種類あるし、特定の店専用の麺もあるので、ミキサーは早朝から午後3時ごろまでフル回転! 小麦粉、かんすいをとかした水、卵白などを加えて作る中華麺の生地作り。多加水麺、低加水麺など、生地の種類ごとにレシピはあるものの、気温や湿度によってかんすいの濃度や水分量などをその都度微調整しなくてはならない。この微調整には、長年の経験がものをいう。
ミキサーに粉、かんすいをといた水、卵白などの材料を入れて15分撹拌し、たらい状のところへ押し出される。この段階の生地は、大小のダマばかりでほとんどまとまっていない状態だ。 |
| ・「複合機」で生地をこね、のばす!
生地をなめらかにするのが「ミキサー」のたらい部分に直結している「複合機」だ。直径30センチ近い2つのローラーと生地を巻取るための芯棒をペアにした機械が2台あり、その間をコンベアでつないでいる。ミキサーから押し出されたダマだらけの生地が2枚重ねの状態でローラーの隙間から押し出されるうちに次第に滑らかに薄くのされていく。これは、手打ち麺やパイなどを作ったことがある人ならお馴染みの、生地をたたんでは麺棒でのばし、たたんではのばしする過程にあたる。芯棒をセットする→ローラーの隙間の幅を調整し、機械のスイッチを入れる→巻き取った生地ロールをはずして複合機の先頭にすえる、という作業を繰り返すうちに1センチ強だった生地の厚さは1mmほどになる。つい数分前までダマばかりだったとは思えないほど、なめらかでしなやかな状態。光にかざせば、向こうがわが透けて見えそうだ。  |  |  | | 1.ミキサーから複合機へ | 2.厚さ1cmほどの生地 | 3.なめらかな生地に仕上がる | |
| ・「切り出し」で麺に成形!  | 生地を麺の形にするのが工場の中心に据えられた「切り出し」という機械。まさに市販のパスタマシーンを巨大化した感じのものだ。再度「複合機」にかけられた生地は、コンベアで運ばれて金属の歯で麺に成形され、1玉ずつに切り分けられる。麺がくっつかないようにコーンスターチをふりかけられて、コンベアにのって包装ビニール袋の中へ落とされる。女性スタッフが5玉ずつ袋詰めされた麺を木箱に並べて完成だ。粉のミキシングから完成までにかかる時間は30分ほど。この過程を午前6時から午後3時すぎまで何度も何度も繰り返す。 | |
・麺の太さや縮れ具合をきめるのは?
定番麺だけで60種類以上ある大成食品の中華麺。極太、平打ち、極細などといった麺の太さは「切り出し」の歯で決まる。機械の傍らに並べられていた歯は軽く10種類以上はあった。 また、麺の縮れは、歯にセットされたゴム弁によるもの。歯で切り分けられた生地をゴム弁で押し返すことで縮れてくるのだ。どのくらいの厚さで生地を「切り出し」に送り込むか、どの歯を選ぶか、どの程度の圧力で生地を押し出し、歯を当てるかなどといったあたりの調整も、30年以上も中華麺製造に賭けてきた職人たちの熟練の技がものをいう。 |  | |
| ・出来上がった麺 この工場では、500件近い顧客の注文に応じて日に60種類もの麺を1万食以上製造する。大成食品は、製麺技術次第で質に大きな差が出てしまう細麺をもっとも得意としている。  |  | | 業務用としてバラで納品するものもある | 5食ずつ袋詰した麺 | |
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